高次脳機能障害とは、事故による衝撃で主に脳に損傷を負ったことから始まる様々な神経心理学的障害のことです。まだ、認められてから15年ぐらいしかたっていない症状ですが、社会生活が困難なほど重篤な状態になることもあります。脳は感情や記憶力など様々なものを複合的に統括する身体の最も大切な部分であり、ここに衝撃を受けるという意味が何を引き起こすのかは研究者の間でも意見が分かれます。しかし、確実にプラスになるようなことはなく、この障害はマイナスにしか働かず治癒しにくいものでもあります。
しかし、高次脳機能障害と診断された場合は、むち打ちなどと比べても頭の中の事で後遺障害等級の認定が難しく、仕事などへの明らかな影響が出ても目に見えるものではないので、慰謝料などがしにくいリスキーな状態です。つまり、重い症状をこれから先ずっと背負う可能性が高いのに、加害者への損害賠償請求の可能性はとても低いという被害者にとっては怒りしか残らないような状態に近いものです。
主な症状は、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害の4つに分けられますがそれが高次脳機能障害といえるかどうか、交通事故によるものなのかどうかという判断そのものが難しく,後遺障害として認められないことも決して少なくありません。

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