自覚症状とは、交通事故に遭った当事者が事故後に自覚する症状のことです。典型例として首などを始めとした色々な個所に痛みがあったり、目に見える怪我でなくとも手足がしびれたり、めまいや吐き気など複合的に様々な症状を発症していることもあります。また目に見える怪我でない限りすべて被害者の主観や感覚にもとづくものであり、医師の診断を受けるなどしない限りは客観的に証明できません。
交通事故に遭った直後で、明らかにひどい負傷であり自分では動けない・意識を失っているような場合は、警察による実況見分の立会などには参加せずに迅速に病院へ運ばれます。しかし、意識がはっきりしていて会話ができたうえで自分で歩けたとしても、車が全損するような事故ならば通常は救急車で病院へと向かうことになります。
事故直後では、自覚症状はなく自分自身では全く何も感じないとしても、交通事故後には必ず病院に行って医師の診断を受けた方ください。事故に遭ったことの証明でもありますし、目に見える怪我以外の見えない負傷と交通事故との関連性をはっきりさせておかないと、後に障害が表に現れたときに相手への請求ができなくなってしまいます。また、治療費や損害なども医師の診察が非常に重要なものでありそもそも診察していないといった状態では、その苦痛も治療費も賠償を相手や保険会社に請求したところで認められない可能性の方が高いと言えます。