平均余命とは、その年齢に対してあと後何年生きられるかを平均的に数値化して表したものです。よく、平均余命として知られている数値は0歳児の段階での数値であり、各年齢ごとに平均余命は異なってきます。つまり、後天的な要因を省いた0歳児の平均余命を基準とすることで各年齢の人たちがあと何年生きられるのかを平均的な数値で示す役割があるとうことです。
平均余命は、生命費表というものに記載されており、生命表には年齢・男女別の生存率や死亡率などをまとめたものです。また、生命表は厚生労働省が作成し毎年公表しており、近年データはインターネットの「政府統計の総合窓口」でいつでも回覧可能です。
そして、平均余命が最も交通事故に関わってくるのは逸失利益の算定時です。逸失利益は交通事故で被害者が死亡した場合や後遺障害がのこった場合に請求出来ます。そして、労働可能期間などと同じく、上限の年齢の数値として平均余命が用いられることがあります。原則、67歳までを逸失利益の労働基準としていますが、事故に遭った年齢によって算定額は激しく上下します。激しく上下する理由は、労働期間そのものの上限が決まっているためであり、もらっている報酬額にもよりますが上限の67際に近ければ近いほど労働期間による逸失利益の算定額は低くなります。