尺骨神経とは肩の内側から脇の下、腕、肘、薬指などを通っている大きな神経のことです。この神経の主な役目は脳の信号を手首、小指、薬指の動きや感覚として伝えることにあります。また、尺骨神経は、そのすべてにおいて、筋肉や骨に守られていない箇所を通っている神経であり特に肘はちょっとした圧迫でもダメージを受けるほど繊細な場所にあります。また、車同士の衝突、バイクによる転倒などでは肘や頭が強い圧迫を受けることがあり、尺骨神経障害を起こすこともめずらしくありません・この障害になりたくてなる人はいませんが、非常に治りにくい後遺症です。また、この障害が出ることで、腕や指などを使い細かい作業をしていた方はその仕事を追われる可能性もあるほど厄介なものです。また、人によってむちうちと同じく尺骨神経への影響で腕のみでなく首にまで痛みを伴うこともあり、その症状は一まとめにできないのが現状です。
尺骨神経の麻痺は、むちうちなどと同じく目に見えない障害であり賠償を受けるには、後遺障害認定を申請し認定される必要があります。つまり、自分の証言のみや医師の診断を含んだ証拠の立証を行う必要があります。また、レントゲンやCT、MRIなどにより検査がおこなわれますが保険会社はその検査結果を受けても検査結果を認めない可能性も大いにあります。そのためもし、この障害だと診断された時には怪我や後遺症に詳しい法律の専門家に相談しましょう。一人では対抗しきれません。