基礎収入とは、休業損害や逸失利益などの損害賠償の基礎となる収入です。この基礎となる収入は職種や役職等により算定方法が異なります。しかし、どんな場合でも基本的には事故前の収入額を基礎にし、事故前の収入額が平均賃金を下回っていたとしても将来的には平均のラインまでは昇給すると見込まれる場合には、年代別の平均賃金額を基礎とすることができます。また交通事故により傷害を負った場合、そのせいで休業せざるを得なくなった場合に休業損害の賠償請求が可能です。また、逸失利益とは本来将来で得られたはずの賠償金のことであり、休業損害とは異なる為混同してしまうと保険会社に対して言い返すことすらできなくなる点にご注意ください。
そして、休業損害や逸失利益は事故により本来、得られるはずだった収入を得られなくなったという意味での損害にありますので、「消極損害」という種類の定義になります。基礎収入はこの二つに大きく関わっており、後遺障害の賠償額に対しても基本的にはこの基礎収入というものが全てを左右するぐらいに重大なものになってきます。つまり、基礎収入が大きければ大きいほど賠償額も大きくなるのが通常の状態であり、保険会社のいいなりになるだけではその通常の状態すら守りない場合もあることを覚えておきましょう。