ライプニッツ係数とは、交通事故により被害者が死亡した場合や後遺障害が残った場合に支払われる逸失利益の算出に使われる計算方法の一種で中間利息控除を念頭に置いたものです。つまり、この係数を使うことにより、将来にわたって生じ続ける逸失利益の中で利息調整をするために必要な額を導き出し、それを逸失利益から控除するということです。また、このライプニッツ係数は、逸失利益計算のスタンダードであり、この計算式以外の方法で算出すること自体が珍しい形になっています。ライプニッツ方式は中間利息控除の計算方法であり、簡略して言えば、現在受け取れる額に複利を適用した場合の損害の総額となるような逆算を行うことで適正な賠償額を導き出します。
また、中間利息控除の方式には他にもホフマン方式というのもあります。両方とも最高裁によって両方とも認められていますが、東京・大阪・名古屋の3地裁は合同でライプニッツ方式によるとの共同宣言を出している為、全国的にもライプニッツ方式の方が事実上のスタンダードとなっています。ホフマン方式は、交通事故における人身事故で損害賠償を支払う時に、長期的に発生する介護費用や就労の機会を喪失・減少した場合の逸失利益などを考慮し、その時間に関係する賠償金を前倒しで受けとる際に控除する指数として使われていました。