当たり屋という人たちをご存知でしょうか?

当たり屋は昔から存在しましたが、現在でもいなくなってはいないようです。

むしろ、新手の当たり屋が出現しているといわれています。

当たり屋の被害に遭わないように、当たり屋の手口と対策についてまとめてみました。

当たり屋とはどんな人でしょうか?

当たり屋とは、その名のとおり、賠償金をせしめる目的で故意に車にあたってくる人をいいます。

その手口は、例えばサイドブレーキ使って、ブレーキランプかつかないようにして後続車に追突をさせたり、車がゆっくり走行している際に意図的に接触してきたりします。

つまり、被害者が意図的に交通事故を起こして、相手方から賠償金を得ようとする人たちです。

自転車への当たり屋の手口に注意!

従来の当たり屋といえば、前述のように、車同士であったり、歩行者を装って車に接触してくるものが多かったのですが、最近は自転車を使ったものも多くなっています。

また、自転車事故の急増とともに、自転車を狙った当たり屋も急増しています。

例えば、車を狙ったものと同様に、比較的低速で走行中の自転車を狙い、自転車にぶつかってきて転倒してみせてけがの治療費や鞄や服、スマホなどの携行品の損害賠償を請求してくる手口があります。

歩行者と自転車の交通事故ですと、自転車の方が不利になりますから、当たり屋は自転車に乗っていた人に、その場で示談を持ち掛けたりします。

そして、数万円ならさっさと示談に応じた方が面倒がなくていいかもしれないという気持ちに付け込んで、その場での示談をまとめようというのがよくある手口です。

こういう場合は、警察に頼ろうと考えがちですが、交通事故でも物損事故であれば、警察が民事不介入の原則を建前に、当事者同士での解決を促して来るので頼りにならないのです。

また、保険会社を頼ろうにも、自転車事故の場合は、保険に入っていないことも多く、頼れない場合も多々あります。

保険会社が介入してくれれば、被害者が当たり屋かどうかは、情報を把握していることもあるのですが、無保険であればそれも頼れません。

当たり屋を避けるための対策方法

被害者が当たり屋だと誰も見抜けなかった場合は、加害者であるあなたは、治療費や慰謝料その他の損害賠償に応じなければならないでしょう。

ただし、当たり屋は、相手方をだましているのですから立派な犯罪です。

罪名で言うと、詐欺罪に当たります。

したがって、なんとか当たり屋であることを見破りたいものです。

ただ、当たり屋を一般の人が見破るのはなかなか難しい面はあるでしょう。

また、数万円の小遣い稼ぎに当たり屋をやっている輩が増えていますから、そのような人たちに遭遇しないように自衛しなければなりません。

例えば自転車に乗っていて当たり屋に遭遇する可能性を減らすには、スピードを出しすぎないことと、スマホをいじりながらの自転車運転をしないことが挙げられます。

スピードを出しすぎていなければ、ぶつかってこようとする人をとっさによけることが可能です。

スピードを出しすぎている場合は、人にぶつかりそうになったときに、よけることが難しくなりますし、ぶつかったときのけがの度合いも大きくなります。

また、普段から人混みを自転車ですり抜けるような走行はしない方がよいでしょう。

そのほかにも、いわゆるながらスマホでの自転車運転も避けましょう。

スマホに気をとられ周囲に注意を払っていなかったという負い目から、相手方がぶつかってきた場合も、そのことをしっかり主張することが難しくなります。

そのため、ながらスマホをしている自転車は、当たり屋に目をつけられやすくなります。

また、実際に、注意が低下していますから人や物にぶつかりやすくもなります。

民事不介入の原則とは

先ほども少し述べましたように、交通事故に関して警察には、民事不介入の原則があります。

これは、物損事故の場合は、当事者同士で解決してと言うことで、警察は介入しないと言うことです。

当たり屋に、スーツが汚れた、腕時計が壊れた、スマホが壊れたといわれても、警察は何もしてくれません。

こういうことの賠償を、損害賠償請求というのですが、損害賠償請求は民事事件なのです。

警察が扱うのは刑事事件だけです。

したがって損害賠償のやりとりに警察が首を突っ込むことはありません。

人身事故になれば、警察が介入しますが、数万円程度の物損事故では、記録をとっておしまいになります。警察は頼りになりません。

では、当たり屋に遭遇したときはどうすればいいのでしょうか。

当たり屋に遭遇したときの対策

運悪く当たり屋に遭遇した場合は、次のことに気をつけてください。

  • 証拠を集める
  • 当たり屋の話の矛盾点を探す
  • 自転車保険を活用
  • 弁護士に協力依頼をする

証拠を集める

まずは、証拠を集めましょう。

交通事故の現場の写真や、自転車や相手方の物品の損傷の状況を撮影しましょう。

相手方が壊された主張している物品の型式、メーカー名なども控えておきましょう。

当たり屋の話の矛盾点を探す

当たり屋の話の矛盾点を探しましょう。

あとで言った言わないの水掛け論になることを防ぐために、会話はスマホの録音機能を用いて、録音しておくのがよいでしょう。

当たり屋は、事前につじつま合わせを考えているものですが、こちらが追及していけば用意していないことを聞かれた場合に矛盾点が生じてきます。

自転車保険を活用

自転車用の保険に加入していれば、示談交渉サービスを活用しましょう。

示談交渉は、なれない人がやるよりも、なれた人がやる方がいいのです。

保険会社の担当者相手だと、当たり屋のペースにはまらずに示談を進めてくれるでしょう。

弁護士に協力依頼をする

当たり屋がふっかけて来ている金額が高額の場合は、弁護士に相談してみましょう。

そのような当たり屋は、過去に何件も同じようなことをしている可能性があります。

交通事故に強い弁護士であれば、そのような情報を持っているものです。

当たり屋であることを立証するのは、簡単ではありませんが、事故の状況や、過去の記録等がそろえば、立証することも可能です。

そのためには、当たり屋の被害で悩んでいる場合は、早急に交通事故問題に強い弁護士に相談されることをおすすめいたします。

きっと力になってくれることでしょう。

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